ハードに使うボードショーツって、とても「劣化が早い」のですよね〜。
特に街履きではなく、海やプールで使うと一気にボロくなるのが弱点でもあります。また、海水浴やサーフィンなど、海で使うと砂がボードショーツに入ってしまうのも事実。この砂がですね、ボードショーツの生地と生地の間に挟まってなかなか取れないのですよ...orz
だからと言って、お気に入りのボードショーツを今年だけの使い切りにするのはもったいないですよね〜^^せっかくなら今年のボードショーツを来年も履きたいと思うのが本音かと。
ということで今回は、ボードショーツを来年も履く為のお手入れと保管方法について説明をします。
ボードショーツは劣化するものだからアフターケアが大事!
「去年買ったばかりのボードショーツを、1年ぶりに引っ張り出したら・・」
えっウソでしょ。去年1回だけ履いただけなのに、なんでこんなにも汚れているの?
という悲しい思いをしないために、大切なボードショーツは正しくお手入れ&保管をするようにしましょう。
どうしても、アフターケアは面倒くさいからと言って、後回しにしがち・・。
でも、考えてみて下さい、自分の手がドロなどで汚れたら速攻で洗いますよね?
それと一緒なので、ボードショーツも体の一部のようにアフターケアをしましょう。
正しいアフターケアの基本は正しい洗濯方法から始まります。
その第一歩は洗濯表示を確認すること。
【洗濯方法】洗濯表示をキチンと確認することがポイント
当たり前の事なんですが、衣類には「洗濯表示」というものがあります。
この洗濯表示に従うのが基本。まずは、ボードショーツの洗濯表示を確認しましょう。(^o^)/
*洗濯表示は衣類の裏側に縫い付けられているのが一般的。
AFENDS「BAYWATCH」
コットン100%の洗濯表示
▼▽▼
HURLEY「PHAMTOM」
混合素材の洗濯表示
▼▽▼
こんな感じですね。
洗濯表示タグは使っているうちに取れたり、印刷が薄くなって読めなくなることがあるので、あらかじめ確認しておくことを強くオススメします!
この洗濯表示に従ったケアをすることで、ボードショーツを長く愛用することができます。
すべての衣類の共通ルールですから、洗濯表示を確認する癖をつけるようにしましょうね〜^^
ボードショーツ素材ごとのアフターケア
ボードショーツ素材は様々。
例えば、
- ポリエステル
- ナイロン
- コットン
- ミックス素材
- その他
などがあります。
▼素材について詳しく知りたい方はコチラをチェックしてみて下さいね♪
ボードショーツに使われる素材の種類はたくさん増えたのは事実です。
でも、洗濯については難しいことはありません。どんな素材でも前項で説明した通り、洗濯表示に従えば基本的にはOKですからね〜^^
なんですが、ポリウレタンが入っているボードショーツは要注意!
↑ 他の素材に比べて、特に劣化が早いからです。
次にポリウレタンが入ったボードショーツのアフターケアについて説明します。
ポリウレタン素材の劣化:脆化とは?
そもそもボードショーツは水着の一つ。なので海やプールで履く為に作られたものがほとんど。
で、この海やプール向けの素材としてポリウレタンを使っています。
ポリウレタンは水着に伸縮性をもたせるための素材で、経年劣化により本来の伸縮性がなくなるのです。
ちなみに、このように伸縮性がなくなることを【脆化(ぜいか)】と言います。
サーフィンのような激しい動きをするスポーツのボードショーツで、伸縮性のあるポリウレタンが大活躍するのですが、このポリウレタンの脆化が進むと、繊維がちぎれたり、生地が薄くなるんですよ。(涙)
だから、ポリウレタン生地のお手入れには気をつける必要があるんです!
ポリウレタン入りボードショーツの劣化をチェックする
ポリウレタンは伸縮性を出す上でとても重要な素材。なので、サーフィンに向いているモデルでよくポリウレタンは採用されています。
そんなボリウレタンを使ったボードショーツが劣化していると破れる可能性があるワケです。
「サーフィン中にボードショーツが破れてしまい、チ○チ○が丸出し・・。」
という悲劇(喜劇)はなんとしても防げたいですよね。
なので、劣化の度合いを理解しておく必要があります。
次にざっくりとですが、劣化の度合いをまとめておきましたので、チェックしてみて下さい。
ポリウレタン生地の劣化(脆化)の度合い
下記で説明している「中度」まで劣化が進むと、いつ破れてもおかしくない状況になったと言えます。
- 軽度:伸縮性がなくなり、同時にフィット感がなくなった。色が褪せてきた。
- 中度:着用中に生地のたるみが出て来た。生地が薄くなっているのが触ってわかる。
- 重度:生地を伸ばすと透けるくらい薄くなっていたり、小さな穴がある。表面に「白っぽい粉」が吹いていたり、触ると「ベトベト」する。
という感じですね。
このような状態にならないようにキチンとアフターケアを心がけたい。でも、海やプールに入る以上、どうしても劣化は避けられません。なので、延命処置として考えた方が良いかと思います。
ボードショーツのアフターケアと保管方法
海水浴やプールでボードショーツを使ったら、毎回アフターケアをするようにしましょう。
洗濯表示に書いてある通りの洗濯をして、干すときはカタチを整えて、直射日光を避けるのがベストです。
なるべく、風通しのよい日陰でしっかりと乾燥させるのがポイント。
もちろん、急いで乾燥させるためにドライヤーを使うとソッコーで劣化します!*アイロンも同じ
日焼け止め・ヘアカラーや洗濯時の漂白剤などとも相性が悪く、生地を劣化させる恐れがあります。
■ボードショーツ正しい保管方法
ボードショーツは濡れたまま長い時間放置したり、高温多湿の場所で保管するのは劣化に繋がますので、なるべく乾燥している暗所で保管するようにして下さい。また、防虫剤を近くに置くと変色の恐れがあるので要注意ですよ。
次にシーン別ボードショーツを使う際の注意点を説明します。
ボードショーツをプールで使用する時の注意点
ポリウレタン素材は・・
- 塩素
- 高温
- 水分
に弱いのが特徴です。
なので、長い間プールで着用するとプール内の塩素(消毒剤)によって伸縮性がなくなり、生地がたるみます。さらに、生地の色が褪せたり薄くなるのも避けられないでしょう。
もちろん、ボードショーツに使われるポリウレタンは、通常のポリウレタンよりも耐塩素性に優れているものが使われますが、それでもプールによる劣化は避けられないのが現実です。
特に劣化しやすい場所は、水が良く通り抜ける所で、具体的に言うと「お尻や縫い目」の部分になりますね。
また、ポリウレタンは熱にも弱いので、温水プールやジャグジーまたはサウナでの着用でも生地が劣化します。
またプールの醍醐味でもあるウォータースライダーの摩擦も問題です。
滑り台の物理的な摩擦に加え、摩擦による熱で生地を傷めることに・・。
さらにさらにプールサイドの足下にも気をつける必要があります。
一般的にプールサイドは滑り止めのためにザラザラした床になっています。
このザラザラによるボードショーツの損傷は計り知れません。なので、プールサイドに座る際は地面と擦れないように気をつけてくださいね〜^^
このようにプールにはボードショーツが劣化する要素が山のようにあります。
「じゃあプールに行かなければいいね!」となったら本末転倒。なので、プールでは劣化に気をつけながらも思い切り楽しんで、プールの後にアフターケアをすれば良いと僕は思います。
プールを思い切り楽しんだ後、その場で「すすぎ洗い」で塩素を流し落とすのはオススメ!
で、帰ってから洗濯表示に従って洗うという流れがベストかと♪
ちなみに、手洗いの場合は、ボードショーツに水を含ませて「ギュッギュッ」と塩素を抜くように押し洗いが効果的。
一方、洗濯機OKの場合は、より優しく洗い上げるデリケートコースなどを選ぶようにしましょうね。
■上手なボードショーツの使い方
プール専用でポリエステル100%のボードショーツを用意。また、サーフィン用・川遊び用・プール用・街履き用という感じで複数のボードショーツを持つのはいかがでしょうか?各シーンに合わせたボードショーツを揃えておくのは賢い選択ですし、楽しいですよ〜^^
海でボードショーツを使う際の注意(砂の落とし方)
海にはプールとは違い塩素による劣化はないのですが、プールでの使用時と同じく高温と水分に注意するようにしましょう。特にサーファーは注意が必要。*僕もサーフィン後、ボードショーツを水洗いせず、高温になった車内に放置して、一撃で劣化させてしまった経験があります。
なので、みなさん気をつけて下さい!!
海での使用も基本的にプールと同じようなケアで良いのですが、実は、海ならではの問題もあります。
それは・・
- 潮(塩)
- 砂
- 微生物
など、小さいものがボードショーツの生地に入り込んでしまうということです。
特に砂が取り除けないんですよね〜^^
ザラザラの砂が生地と生地の間に入り込むことで、確実に素材を痛める。
しかも、その砂が自分の素肌を傷つけるようになる事も。
このような砂はボードショーツが乾燥した状態で「パンッパンッ」と叩くことで、ある程度は落とせるので試してみて下さい。
↑ 100%取り除くのは、ほぼムリゲーです。
海で使ったボードショーツを洗う方法
海中の微生物や潮(塩)も難敵です。これらは使用後に必ず水で押し出すようにするのが良いでしょう。
海に入った後、近くにシャワーや水道がある場合は積極的に利用して、少しでも早く劣化の原因を取り除くようにするのがポイント!
もっと本格的に海中の潮(塩)・砂・微生物を洗い落としたいなら、
タライや大きめのバケツなどに水を溜めてボードショーツや水着などを足でフミフミして押し出すのが上級者です。
▼下記のような水を溜めても大丈夫なバケツが重宝します。
フォルクス&コックス レッドゴリラ TUBTRUGS Lサイズ ピスタチオ 38L
.このように、大きいバケツならウェットスーツも洗う事ができますし、家族全員の水着を一気に洗うことも可能。
災害時にも役に立つ可能性がありますし、何かと便利なのでマイカーにいつも入っているアイテムの一つ。
子供の水浴びにも最適!
▼▽▼
↑ミニプール的な感覚です^^
まぁ、使い方は自分次第です。
今回の水着の劣化、また手入れについての話はお役に立てましたでしょうか?
特に、一生懸命探して選んだお気に入りのボードショーツは少しでも長く使いんじゃないかと。
是非、毎回ボードショーツを洗う癖をつけてくださいね♪
参考になれば嬉しいです。(^o^)/