物が持つ「形・シルエット」を見た時に【大きい小さい・美しい醜い・細い太い】などの印象を持ちます。ボードショーツも、形状・シルエットが超重要項目。この形状・シルエットを真剣に考えることで、理想のボードショーツに辿り着くことが出来るんです〜^^
ということで今回は、素材や色柄が気に入ったからといって油断は禁物・・
知っておくべきボードショーツの「形状・シルエット」について話をします。
【収納機能】ボードショーツのフロント・サイド・バックポケット
より快適な生活を送るために、機能を追加することで製品がどんどんアップデートされます。
しかし、使わない機能を追加することで「デザイン性が落ちる」という事も・・。
そんな機能の一つである【ポケット】から見直していきます。
サーフィン用途
基本的にサーフィンに適したサーフパンツは
- フロント・サイドポケットは無しで、
- バックポケットが一つだけ
というモデルです。
それもそのはず、余計なポケットによって運動性がDOWNするからですね〜^^
で、バックポケットがついている理由は、ワックスと車の鍵やロッカーの鍵を入れるため。バックポケットには、ループ(ゴムひも)がついていて、そのループに鍵を結びつけます。
バックポケットには写真のような水抜き穴があるのと、ループがあるのがベーシック。
ちょっと拡大してみますね。
こんな感じで鍵を取り付けます。
純粋にサーフィンを楽しむなら、なるべくポケットが少ない方がイイですし「形・シルエット」もキレイにまとまります。
街履き用途
街着としてボードショーツを使いたい場合は、スマホなどアクセサリーを入れる事ができるポケットが重宝するでしょう。
このボードショーツは、サイドポケットが2つもあって、ベルトループまで付いてます。
さらに後ろには・・
バックポケットが2つ。
に加え、プラスで小さめポケットも付いています。
一つはボタン留めできるポケットで長財布も行けるサイズ。
もう一方はチャック付きで細かい貴重品入れに適しています。
モモあたりのポケットはサングラスなどちょっとした物入れに♪
だからといってポケットに物を入れすぎると、形状・シルエットが崩れますからね〜。
くれぐれも「モコモコルック」にならないよう気をつけて下さい。
【ずり落ち防止機能】ボードショーツのウエスト部分
ウエスト部分も「形状・シルエット」に大きな影響を与えます。
ボードショーツには・・
- ゴムもしくはリブ
- ウエスト紐(ドローコード)
- ボタン
- ベルト
で留めるタイプがあります。
サーフィン用途
*写真:Hurley「Phantom」
激しい運動を伴うサーフィンはウエスト紐が基本です。
ゴムのタイプもありますが、これは激しい運動は向いていません・・脱げますよ(笑)
もちろんボタンタイプでサーフィンなど自殺行為に等しいです。
で、ここで気をつけるのはウエスト紐を締めた時のボリュームと太さ。
下手すると、Tシャツに「モッコリ」したシルエットが出てしまいます。
まあ、サーフィンに特化して考える場合はそこまで気にする必要はありませんけどね〜^^
街履き用途
前項で説明しましたが、モッコリしたシルエットが出ることがあるのでウエスト紐モデルは要注意です。
なので、やっぱりボタンタイプがシルエットが綺麗に見えてGOOD。
ベルトタイプもありますが、それならボードショーツである必要はないかなぁ〜^^
ボタンだとずり落ちるのが不安という場合は、ちょっとゴムが入っているタイプが良いかと。
- ボタン+ドローコード
- ボタン+ゴム(リブ)
- ボタン+ベルト
という複合スタイルがありますので、ボードショーツになれてない方にはこのようなタイプもありですよ〜♪
【前開き機能】ボードショーツのファスナー
通常、男性用ボードショーツには前開きがあります。
- ウエスト部分のドローコード
- マジックテープ
- ジッパー
- ボタンフライ
- 前開き風のステッチ(フェイク)
などがあります。
サーフィン用途
冗談でサングラスを入れましたが、普通のショートパンツに比べて実用性がない前開きがほとんど。
「前開き」の上部だけちょっと空けている感じ。
これは、用を足すためというよりかは、水抜きのためにあるような感じですね。
このタイプは、前開き部分に伸縮性(アジャスター目的)のある生地で繋げてます。
最近のハイパフォーマンスモデルに増えていますね〜^^
どちらのモデルも、実際に用を足すにはウエスト紐を解いてボードショーツをズリ下げます(笑)
つまり「前開き風デザイン」であって、むしろ「開けない・使わない」が正解。
あとは、マジックテープタイプ。
実際には、ウエスト紐を解かずに、用を足せるモデルとそうではないモデルがあります・・。
(マジックテープの開口部が狭過ぎるデザインも存在します。)
サーフィン用途のボードショーツは、脱げないことを第一に設計しているので、前開きの機能はオマケもしくはデザインと考えた方が良いでしょう。
また、ジップタイプは錆びます。もしくは砂などが入って動かなくなりますよ〜@^@
街履き用途
これは僕のお気に入り街履きタイプの一つ。
ちなみに、前開きはなく、「前開き風」です!
最近はお洒落なボタンダウンも見かけるようになりましたが、ボードショーツ感が薄れるのがマイナス。
どちらかと言うと、ボタンダウンはデニムなど重厚なデザインにマッチしますよね〜(*~*)
ジッパータイプが便利で綺麗なシルエットになるとは思いますが、耐久性などを考えると「前開きなし」も捨てがたい。
参考になれば嬉しいです。