夏のメンズファッションで常識中の常識アイテムの「お洒落なボードショーツ(サーフパンツ)」、今年も絶好調で進化を遂げていますね!!
最近は「水陸両用」と書かれた素材が多くなり、街にもビーチにもガンガンに着回せるので(しかもオシャレ!)人気ですよね。
しかし、ボードショーツといっても実はピンキリ。
そこそこ着回せる素材もあるのですが、じつは目的によって素材をあるキチンと選んだ方が良いことは知っていますか?
ということで、今回はボードショーツの正しい選び方【素材感】についての話です。
ヌケ感はあるけど、本当にはヌケたくない大人メンズなら要チェック!
【基本のき】ボードショーツの素材の種類とは?
ボードショーツを選ぶ際に「柄やデザイン」というポイントだけで選ぶのも、たしかに悪くはありません。
冒頭でもお話しした通り、ある程度は着回せるからです。
しかし、ボードショーツコーデ上級者になりたいなら、素材を勉強すべき。
ボードショーツの素材には、以下のようなものが使われます。
- ポリウレタン
- ポリエステル
- ナイロン
- コットン
これらを組み合わせたりミックスすることで、30代・40代に似合うような「高級な素材感」「ビンテージのような風合い」を作り出しているんですよね。
ちなみに、僕らはなにも服飾業界志望じゃないので、「ポリエステルとは合成繊維で〜〜〜」みたいなうんちくはなるべく抜きにして、
目的別にオススメの素材とか風合いについて挙げていきますね。
では、さっそく行きます。
アクティブ派のボードショーツ→ポリウレタン・ポリエステルがオススメ!
「ポリエステルとポリウレタンの混合素材」は、水切れがよく超軽量なので、アウトドアやマリンスポーツを楽しみたいアクティブ派にオススメ!
さらに伸縮性によって体にフィットする素材のため、着心地がとても良いのがポイントです。
この2つの素材の特徴としてはこんな感じ。
- ポリウレタン:特にフィット性や伸縮性に優れる
- ポリエステル:特に速乾性や撥水性に優れる
そもそも水着は「より良い結果を求め、運動性を追求した競泳タイプ」と「誰もが気軽にマリンスポーツができる、快適さを追求したタイプ」が基本ですが、
実は、このような水着は100%ポリエステルという単素材モデルはほぼ無し。
この2つの素材、もしくはさらに他の素材をミックスすることでフィット性を向上させたり、性能面で劇的な進化を遂げて来たワケなんです。
【↑ココ重要ポイント!!↑】
ポリウレタン x ポリエステル =「最強ボードショーツ」
「すべてのサーファーに高性能ボードショーツを。」と提案しているHurley、PHANTOM(ファントム)は、まさに異次元の運動性を誇るモデル。
Hurley Phantom 素材はポリエステル86%、エラスタン(*ポリウレタン)14%のミックスが多い。
(*エラスタンとはポリウレタンのことで、ヨーロッパでの呼び方だそうです。)
競泳水着だったものが今では進化を続け、激しいウォーターアクティビティに欠かせない最高のミックス素材として重宝されている、というワケです。
なので、ボードショーツの使用目的がマリンスポーツなら、ポリエステル、ポリウレタンの入ったアイテムを選ぶようにしましょう。
次に、ファッション性に重点を置いた水着の素材を紹介します。
ビーチ中心派のボードショーツ→ナイロン選んどこ!
ナイロンは「伸びがよく肌触りが柔らかい」のが特徴です。
ナイロン100%モデルもありますが、若干コットンが混ぜてあったり、ストレッチ性を出すためにポリウレタンが混ぜてあったりします。
*基本的に海やプールなど、スイムウェアとしての対応性を考えられたもので、水はけはコットンより良いです。
そのため、実用水着として根強い人気があります。
コットンでは重苦しくなりがちですが、ナイロンが使われているものは反対に軽快さがウリ。
さらに独特の、パキっとした素材感があります。
なのでナイロンのボードショーツは街履き〜ビーチサイド・プールサイドに最適となります。
ナイロン100%のレトロサーフスタイルならBIRDWELLで決まり!
↑スポーツカジュアルブランドRVCAとのコラボモデル
高級感のあるナイロン素材を使い、ポリエステルよりも厚みのある生地になっているので耐久性があり、破けにくいのがメリットです。
なので、ビーチサイドだけでなくアウトドアなど色々なシーンに着回しできるのもポイントですね!
こういった高級ナイロン素材のボードショーツはわりと長持ちしてくれるので、飽きのこないシンプルなデザインがベターです。^^
そうそう!アウトドアでヘビロテしたいんだよね〜。という方は、オススメなブランドまとめもあわせてどうぞ。
>>【山派必見!】シーサイド、リバーサイド、レイクサイドで魅せるアウトドアブランド水着特集
次は、もっとタウンユースに寄ったお洒落なボードショーツについて説明をします。
タウンユース派→やっぱコットンでしょ!
水着にコットンなんて「ありえない!!」と言うのは数年前まで。
コットン100%では水に濡れた時に重くなりますし、伸縮性に欠ける・・・と、「水着にコットン」=デメリットだらけのイメージがまず先に来るのではないでしょうか。
ですが、コットン素材にも技術革新の波が来ているんですよ〜♪
今ではコットンもナイロンのように水をはじくようなパキっとした仕上がりが可能になり、前段でも説明したミックス素材によって「水陸両用タイプ」が続々登場しています。
ここでコットンのおすすめポイントをお伝えしておくと、
- 綺麗なプリントが入りやすい!
- 肌触りのよい素材感
→【シティサーフスタイル】デザインの出来上がり!
というわけで、数ある素材の中でコットンはやはり「街履き」には一番適した生地ですね。
流行の柱になっているボードショーツはこのコットン素材が、とても多いんです!!@^@
コットンを活かしたミックス素材が、ボードショーツ新時代の仲間入り!
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↑コットン系ボードショーツの代表格TCSS
水陸両用で考えるなら、やっぱり「素材混合タイプ」のバランスは秀逸ですねー!^^
写真のモデルは一見、普通の短パンに見えますが、
- コットン
- ナイロン
- ポリウレタン
など異種の素材を使って作り上げたボードショーツ。
街履きで違和感ゼロなのに、ウォーターアクティビティとしても使える【正真正銘のサーフパンツ】なんですよ〜!
素材感・まとめ
いかがでしたでしょうか?
ボードショーツってけっこういろいろな種類がありますが、このように目的別・素材別に分けてみると、けっこう選びやすくなったのではないでしょうか。^^
ざっくりまとめておくと・・
- 運動性重視・マリンスポーツ派
→ポリウレタン、ポリエステルがオススメ - 耐久性重視・アウトドア派
→ナイロンがオススメ - デザイン重視・シティ派
→コットン混のミックス素材がオススメ!
さいごに、これは僕からのアドバイスなのですが、たとえばAmazonなんかで「ボードショーツ お洒落」などと検索しても、
海やプールなど水の中に入ることを前提にしているモデルから、ほぼ水遊びを想定しないモデルまでピンキリです。
いいなと思ったデザインがあったら、必ず素材や風合いをチェックしてから購入するようにすると、失敗しないで済みますよ!^^
まずは自分がどんな遊び方・使い方をしたいかをイメージしてみてから、用途に合ったボードショーツを選ぶようにして下さいね〜。
参考になれば嬉しいです。