今回のBIRDWELLサーフトランクスを自分でメンテナンスした話が、
- お気に入りのBIRDWELLボードショーツと末永いお付き合いをしたい!
- これから人気のBIRDWELLを手に入れる予定です^^
- そもそも、BIRDWELLにメンテナンスって必要なの?
という方の役に立つ情報になれば嬉しいです。
特に、BIRDWELLサーフトランクスのドローコードが毛虫のようなウジャウジャの状態になって困っている方や、マジックテープの柔らかい方がフサフサになって接着の効きが弱くなっている方の参考になる話だと思います。
では、行きます。
なかなか壊れない生地と縫製のBIRDWELLにも弱点がある?
頑丈で有名なBIRDWELLナイロン(サーフニール)にも弱点があります。
それが、
- マジックテープ
- ドローコード(ウエスト紐)
なんです。
具体的に言うと、マジックテープを使い続けることによって、マジックテープ本体が劣化する。
さらに、ドローコードもマジックテープとくっついてしまうため、ドローコードも劣化するワケなんです。
ということで、まずはBIRDWELLがどんな感じに劣化するのかを見ていただこうと思います。
10年以上使ったBIRDWELLのドローコード&マジックテープをメンテナンス
正直、10年使い続けてもパッと見の外観はとてもキレイな状態です。
10年以上使い続けた「BIRDWELL 311」
▼▽▼
.
ピンッ!としたハリのある手触りや、パキッ!とした外観はなくなっています。
どちらかと言うと、クシャ!とした状態になっています。
なんですが、
「生地の破れや、履けなくなるほどのほつれは見受けられません。」
問題は、前項でも説明した通り、ドローコードとマジックテープ部分。
ドローコードはボサボサの毛虫状態
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マジックテープの柔らかい方は、ファサファサに・・。
▼▽▼
こんな感じになっちゃいました...orz
このままでは、マジックテープ部分から崩壊が進んでしまうので、メンテナンス(掃除)をすることに。
で、BIRDWELL サーフトランクスをメンテナンスするために準備したものは・・
BIRDWELL 自分でメンテナンス(掃除)するために準備したもの
- ハサミ大+ハサミ小(眉用ハサミなど)
- 手玉とるとる(手玉取り器)
- ピンセット(毛抜き)
- コロコロ or ガムテープ
- サーフワックス
です。
どうやって使ったか、メンテナンスの手順に沿って説明します。
BIRDWELL ドローコード&マジックテープのメンテナンス手順
①マジックテープの「モジャモジャ・ファサファサ」をハサミで切り取る
ハサミで取り除いたマジックテープの柔らかい部分
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大雑把に切る時は大きめのハサミ、細かいカットは眉毛を切る用のハサミを使います。
↑ほとんど、眉用ハサミなどの小さめのハサミで対応できました。
*注:マジックテープの効きを小まめに確認しながらカットしましょう。切り過ぎるとマジックテープが効かなくなります。
②ドローコードの「ボサボサ・ウジャウジャ」を毛玉取り器で取る
ドローコードのボサボサは、眉用ハサミでも切れますが、時間がかかるので毛玉取り器を使うのがオススメです。
*注:生地や縫製の糸を巻き込まないように気をつけて使うようにして下さい。
知っている人がほとんどだと思いますが、毛玉取り器は、衣服全般のメンテナンスで使えるので便利。
↑僕は面倒くさがり屋なので、毛玉取り器という便利なアイテムをオヤジになってから知りました(笑)
ドローコードの無駄毛?を取り除きました。
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ホント、気持ちいいぐらい毛玉が取れましたぁ〜♪
ちなみに、我が家の毛玉取り器はコレ。
▼▽
最近は高性能な毛玉取り器が出ています。
家電量販店や簡易的な物は100円ショップでも売られているらしいですよ〜。
↑僕は正直、どのメーカー品でも問題ないかと思っています(^o^)/
③ピンセットでマジックテープの堅い方に溜まったゴミを取る
マジックテープ(堅い方がメイン)の根本に食い込んだゴミはピンセットを使って取り除きます。
特に、糸くずはピンセットを使って「すくい上げる」のが効果的でしたよ〜^^
④コロコロやガムテープでマジックテープ両面に溜まったゴミを取る
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コロコロやガムテープでマジックテープ両面に溜まったゴミを取り除きましょう。
(*メンテナンスの際にハサミでカットした糸くずも一緒に)
⑤サーフワックスをドローコード(ウエスト紐)に塗りこむ
BIRDWELLのサーフトランクスに詳しい人は、買った時からドローコードにサーフワックスをつけてボサボサを予防しています。
サーフワックスに含まれる油分を利用しているワケですね。
↑BIRDWELL歴が長い人が、数々の失敗を重ねて編み出した予防方法なんですよ〜(笑)
なので、今回もマジックテープとドローコードを綺麗に掃除したあとに仕上げとしてサーフワックスを塗りこみました。
サーフワックスではなくても、ロウソクなどを使ってもよいかと思います。
ちなみに、僕が使ったのは冬用サーフワックス。
↑冬用サーフワックスは柔らかくて、熱で溶けやすいからです。
このワックスは自然光で溶けるので、半日ほど置いておけばイイ感じに馴染みます。
*注:ドローコードにワックスを馴染ませるためにドライヤーは使わないようにしましょう。ドライヤーでワックスを溶かそうとすると生地・マジックテープが痛みます。
以上で、BIRDWELLのメンテナンスは終わりです。
そんなに難しいことはなかったと思いますが、いかがでしょうか?
もちろん、新品同様の仕上がりになったわけではありませんが、少しでも長くBIRDWELLを履き続けるための処置にはなると思っています。
次に、本格的にマジックテープとドローコードを修理できるか?についてお話します。
BIRDWELL のマジックテープやドローコードの修理(交換)は自分で出来る?
「ボロボロになったマジックテープやドローコードを自分で修理(交換)したい!」という要望も多いかと思います。
まずはマジックテープの交換についてお話して行きます。
マジックテープの取り外し〜交換は高い技術が求められる
縫製の技術が高かったり、普段から洋服いじりをしている方でしたら、マジックテープの交換も出来るでしょう。
ですが、新しいマジックテープを新品の生地に取り付けるだけならまだしも、マジックテープの修理(交換)のためには、現状のマジックテープを生地を痛めないように外す必要があります。
↑この生地を痛めないようにするのが、普通の方には難易度が高い作業。
なので、できればマジックテープの補修はプロに任せるのがベターだと思います。
一方、ドローコードの交換は比較的簡単です。
ドローコードの交換は意外と簡単?
簡単とは言え、ドローコードの交換で気をつけるべき点はあります。
それがドローコードの外し方。
というのも、BIRDWELL のドローコードは縫い付けられているので、強引にカットしたり、ドローコードを抜き取ったりすると破損することがあるのですね〜...orz
ドローコードのつなぎ目
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こんな感じで、しっかりと縫い付けられています。
この縫い付け部もカットするのはリスクが高い。
なので、個人的にオススメなのが、縫い付け部を残してカットするという方法。
ココをカットすれば、変なほつれが出来ません。
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当たり前のことですが、元々のドローコードが残るので、ちょっと不格好な見た目になってしまいますが、外観はそこまで変にはならないかと思います。
交換するドローコードは、短めの靴ひもでも問題ありません。
普通に100円ショップでもドローコードとして使える紐が売られていますよ〜。
↑頑丈そうな紐がオススメです!
最後に、どうしてもメンテナンスが出来ないなら新しいBIRDWELLを買うしかありません。
それに、BIRDWELLに革命が起こっているのです。
それが、マジックテープからボタンダウンへの切り替えというビッグマイナーチェンジ!なんです。
朗報!最新モデルはマジックテープからボタンダウンに仕様変更
BIRDWELLの前開きがマジックテープからボタンダウンに。
これによって、マジックテープ部分とドローコードの劣化を防いでくれます。
↑今まで以上に長持ちするボードショーツになったのは言うまでもないでしょう。
これは新しいモデルを買わない手はないですよね?
例えば、311 TODD SNYDERモデル
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ショートレングスの310もボタンフライが登場しています。
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ボタンダウンのBIRDWELL、調子良さそうですよね?
気をつけていただきたいのは、ネットストアでも正規代理店でも旧マジックテープを採用したモデルが売られています。
なので、購入前に各販売店へ確認をするようにして下さいね♪
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